ハワイで活躍する堀先生に聞く
観光医療の現場からの視点

堀先生

医師プロフィール

ハワイ・ワイキキにて家庭医学(Family Practice)を専門とし、観光客を主な対象に診察を行う医師として活動中。観光中の急病や怪我で困った患者をサポートするエマージェンシールームのような役割を担っています。

家庭医学の役割と診療内容

幅広い疾患に対応する「家庭医学」の専門医として、患者の緊急時の診察と適切な医療機関への橋渡しを行っています。観光客がバカンス中に体調を崩した際、迅速かつ適切な対応を提供することで、多くの感謝の声を受けています。

アメリカ医療システムの特徴と課題

アメリカでは個人主義が反映された保険制度が特徴的です。保険加入が任意である一方、月額費用が非常に高額(家族で最低15万円以上)であるため、加入できない人も多い現状があります。これに対し、日本の健康保険制度はほぼすべての国民が加入している点で大きく異なります。

海外で働くきっかけと理由

医師であった父の影響で、海外医療の先進性に触れる機会があったことが背景にあります。日本の医療の限界を感じ、海外での医療経験がキャリアを広げるきっかけとなりました。

初期の課題

高校卒業後に渡米した際、英語力が不十分だったため、言語面での苦労がありました。しかし、現場での経験を積む中で徐々に克服してきました。

現在の仕事のやりがい

観光中に病気になった患者を助けることが主な役割です。患者が快方に向かい感謝されることで、大きなやりがいを感じています。

若手医師へのアドバイス

  • 多様な経験を重視
    日本では得られないさまざまな経験ができるため、積極的に挑戦し視野を広げることが重要です。
  • 柔軟性を持つ

    型にとらわれず、新しい環境に適応する努力が必要です。

  • 継続的な学び

    現地のシステムを学びつつ、自分の成長につなげる意識を持ちましょう。

この経験と知識は、海外医療を目指す若手医師にとって貴重な指針となるでしょう。

海外勤務で必要なスキルと心構え

現地の医療システムや文化を理解することが重要です。また、多様な価値観に順応しながら、自らの専門性を活かしていく姿勢が求められます。

将来のビジョンと目標

約30年の医療経験を生かし、次世代の若手医師の教育に貢献したいと考えています。これまで培った知識と技術を次世代に引き継ぎ、医療界の発展に寄与することを目指しています。

堀先生のご経歴

千葉の私立高校を卒業後、アメリカネブラスカ州クレイトン大学に入学
4年間の修士課程卒業
同大学医学部に入学。
4年間の医学教育を終えMDを取得、
その後同大学の専門医育成プログラム、Family Practice レジデントに進む。
3年間のトレーニングを終え、同大学病院付属クリニックに勤務。

2000年
ハワイ、カイザー病院、ワイキキクリニックに勤務。
2004年
独立開業し、現在に至る。
Case Study

実際に働いている
医師のご紹介

当ページに関しては2024年1月時点で弊社が独自に調査したもので、最新の情報に関しては各国当局にお問い合わせの上、ライセンスの取得に関する手続きを行ってください。

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